Getty 恐喝・イントロダクション

Getty 恐喝・Getty Scam

今、日本のホームページオーナ向けに、イメージ・写真の不正使用請求が急増している。 請求元は世界的に知られたストックイメージ販売会社のゲッティーイメージ社。世界では5年前あたりから急増、その法外な金額請求から恐喝まがいのやり方は、Getty Scam(ゲッティー詐欺)と呼ばれ、Wikipedia英語版にも請求書などについて、Getty Extortion Letter(ゲッティー恐喝文書)として非常に有名。

恐れることはありません、不当請求された人は世界中に非常に多数おり、海外では被害者の会や、ゲッティー 社に対する集団訴訟も起きそうな勢いです。

 

私は弁護士ではありません。経験・見聞きした話・常識・法律を基にしております。あくまでも参考資料としてください。

 

背景

ホームページやブログの普及が年々進んで、それにともない、不正なイメージ・写真の利用も増大しているのが現状です。 ストックフォト・フォトグラファーなど版権を所持している会社・個人は不正利用に対し、著作権の維持をめぐりしっかり保全を心がけているのです。 しかし、使用された著作権の権利の所持・ライセンシングなど不明瞭なことも多いのです。 ホームページオーナーが自らページを作ったならともかく、第三者に作製を依頼しているケースも多数存在しますし、実際にロイヤルティーフリーのサイトからイメージをもらったが、そのサイトは実は、他のサイトからイメージを勝手に使用していた可能性もあるのです。

ゲッティーイメージ社はここ数年(投資会社に売却されて以来)、ストックフォトやインターネット上に存在するイメージの買い占めを進めています。ストックフォトを大々的に販売している会社は、ゲッティー社のほかにCorbis社があり、後者の恐喝まがい行為は 報告れておりません。しかし、ゲッティーをまねた、スキームも多数報告されています。

しかし、彼らが、著作権保護の名目で、損害を請求するのは100%合法です。

 

イントロダクション

ある日突然、あなたの家・事務所にゲッティーイメージ社・またはその弁護士事務所を名乗る者からメール・電話・手紙が来ることによって事が始まります。

最近ではメールによるものが多く、受け取られた人はまず、新手の詐欺ではないかと疑います。もちろん、そのように考えるのも無理はなく、メールでは非常に一方的だったり、電話ではなるべく連絡するな、など直接的なコンタクトを避けているような印象を受けるからです。そして、昨今の振り込め詐欺の現状を考えたら、普通はまずインチキだろうと疑うでしょう。または、ゲッティー社になりすました者の犯行かも知れないとも考えるでしょう。

自分には、著作権侵害の恐れがあるため、確認をしてほしいというものでした。ただし、多くの場合、いきなり不正使用で金を払えというものが多いようです。(サムネイル程度の大きさで大体10万円程度) もちろん、自分の場合も、振り込め詐欺を疑い、しばらくゲッティー社についてリサーチをして分かったのですが、この会社はとんでもないことをしている会社であることです。もちろん、なりすましではありませんでした。

この会社は、結果的というか戦略的に、ストックフォトを販売する一方、著作権保護・管理を名目に、不正使用の疑いがあるホームページオーナーに対し合法的恐喝行為を行っているのです。まあ、ストックフォトを売るより、恐喝をすることによって得られる金額の方が多い可能性があるので、この世界的な不況によってさらにこの恐喝事業を加速させているのかもしれません)

わかりやすい例にたとえるなら、あなたが自動車を運転していて、追突事故を起こしたとします。相手の実被害はテールランプが壊れただけでした。しかし、相手は、損害賠償を含め1000万円を請求してきました。ここから分かるのは、損害賠償を請求することはいかなる金額でも合法である。しかし、実際、裁判に至っていないのに、払わなければ、回収業者を向かわせるぞ、とか、コンタクトを取らなかったら、請求金額が徐々に値上がっていくというのは、法的な根拠はありません。つまり、請求は合法だが、払わなければ訴えるぞなどのやり方と請求金額に法的根拠が無いため、世界中で恐喝と呼ばれている所以なのです。自動車事故で、警察を入れないで、示談を要求するのは恐喝です。

また、自動車事故で、被害にあった人は、テールランプの実損害金額と、被害金額(怪我をしたなら、実際に治療にかかったコスト)を証明する必要があります。イメージを不正使用され、損害を訴えるなら、裁判においては、実際かれらが損害にあったコストを証明する必要があります。

 

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